校長室

東高だより第91号(平成31年4月8日発行)より

「よく笑い、よく食べ、よく学び、よく話し、よく悩む」こと


                                                                          吉田 強栄

 3月の風は、まだ少し肌寒さを感じる。喜びと寂しさが交差する中、37期生264名が思い出残る東高の学び舎を巣立って行った。
 4月、日増しに暖かさを増し、校庭の桜の木も競って咲き始める頃、新しい息吹を感じはじめる。その息吹の中心にいるのは、君たち280名の40期生の皆さんである。合格発表の日、歓声を上げ友人や家族と喜びを分かち合い、安堵に胸を撫で下ろしたことだろう。まずは、合格、そして入学おめでとう。
 真新しい制服に袖を通し姿見に映った自分の姿に、少し大人になった気分がしたのではないだろうか。そう、いよいよ福島県立福島東高等学校での皆さんの高校生活が始まる。
 しかし、いつまでも合格に浮かれてはいられない。
 なぜなら、3年間はあっという間に過ぎて行く。一度きりの高校生活を充実させるためには、よく笑い、よく食べ、よく学び、よく話し、よく悩むこと。
 3年後の皆さんの成長が楽しみである。

 保護者の皆様には、お子様のご入学をお慶び申し上げます。本校は本年度より学習指導要領の改訂や大学入学共通テスト導入など、昨今の教育環境の変化に対応し45分7校時授業から50分7校時授業へと移行します。今後とも教職員一丸となって、生徒一人一人の『生きる力』の育成、そして『進路希望実現』を目指し、日々の教育活動に取り組んでまいります。保護者の皆様には、本校の教育活動への御理解と御協力をお願いいたします。