校長室

ぶち抜き

本校には、移動壁をしまうと大きなスペースが出現する構造があります。普段は壁で二つの会議室に区切って使っている場所も

こんな風に真ん中の壁を取り払うと、ぶち抜きの大空間が出現します。

放課後、このぶち抜き空間に3年生が続々と集まり(80名は超えているよう)受験対策指導を受けています。

タイトルは「合格する小論文とは」。小論文はこれまでも指導を受けてきていますが、今日はそれの総仕上げ講座です。高校生が実際に書いた小論文を呈示し、採点のポイントなどを詳述していきます。

ぶち抜き教室に80名。実に3年生の3分の1が小論文を利用する受験を考えているということです。大学は教科学力以外にも、小論文などの論述力・論理構成力などを重視してきているんですね。受験も社会趨勢に合わせどんどん変化しています。

3年生と一緒に講義を受けて、小論文の善し悪しは、まず、どんな具体例が呈示できるかが鍵になるなと思いました。添削された例を見ると個人的な体験や想いに論拠するため、論理展開や考察が卑近・矮小となり点数が伸びない。

社会的な視点をどれだけ培うか(事実を知っているだけでも違う)、個人をぶち抜いた社会的思考・社会的体験がますます重要になってきますね。

 

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