校長室

マルチ

マッチと言えば近藤真彦、マーチと言えば日産ではなくて受験界隈では「M-明治 A-青山学院 R-立教 C-中央 H-法政」の難関私立大学を指す略称です。最近はこれに学習院を加えて「GMARCH」と呼ぶとか。

ある日の1年教室、全員が本年度より導入のキーボード付端末に向かって真剣な様子。

取り組んでいるのは、RST(リーディングスキルテスト)」です。端末で解答を入力していくCBT(Computer Based Testing)方式です。資格検査を中心にこのスタイルが増えてきました(大学入試も増えてくる予感)。

リーディングスキルテストは、「人工知能はすでにMARCH合格レベル」というセンセーショナルな帯とともにベストセラーとなった「AI vs.教科書が読めない子どもたち」という本の著者、国立情報学研究所の新井紀子教授が提唱するテストです(詳しくはリンク先をご覧ください)。

RSTに引き続き、

紙ベースでの検査を受けています。こちらは、新井教授から直接お電話でご紹介いただいた「リテラシーテスト」というものです(新井教授の研究所HPに記載がないところを見ると、たぶんまだ開発中β版)。RSTと併せることで、総合的な読解力を見ることになる問題構成と感じました(能力検査は同様の問題を使う可能性があるので、詳細は控えます。)

一方3年教室前では

廊下でホワイトボードに3次関数(数学ⅡB)の問題解説を準備する先生がお二人。教室を覗いてみると、

センター共通テスト演習問題に取り組む3年生の姿。

春に整備したプロジェクターがあるのに、ホワイトボード?何故?ときいたら、横に長い解説を一瞥させるにはホワイトボードに利があるとのこと。解いている生徒の理解度合いを確認しながら、オンデマンド(ユーザー要求に合わせた)解説の準備なんですね。

CBT、紙、プロジェクター、ホワイトボード、黒板…その時々のニーズにマッチしたマーチマルチな展開、東高の授業風景です。 

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