校長室

ドラえもんとエヴァンゲリオン

ドラえもんの動力源は胸あたりにある原子炉という設定だったと記憶しています。アトムは名前どおりお腹の原子炉が動力源です。小学生の頃読んだ科学雑誌には未来予想図が描かれていて、原子力自動車、原子力列車、原子力飛行機などなど、身の回りに原子力が溢れている世界が描かれていました。

原子力災害を身近に体験し現実を見せられると、あの雑誌の未来予想は実現不可能な物ばかりですね。原子炉を積んで誰もが運転できる乗り物はこの先生まれることはないでしょう。原子炉で動き続けるロボットよりは、アンビリカルケーブルが外れ内部電源で活動限界が5分のエヴァンゲリオンの方が、今となってはリアルです。

さて、夢物語ではない現実をしっかりと見つめるためにも放射線教育は欠かせません。

県立医科大教授の田巻先生、環境省から山口さん、それから放射線リスクコミュニケーション相談員の皆さんをお迎えして、様々な放射線や除去土壌について学びます。

医療で活用される放射線についての学び。

世界平均と比べると日本は医療被曝の値が多いことがわかります。

被爆にも様々な種類があり、それぞれ線量も違います。

(除去土壌に関する講義は、別の仕事が入り撮影できませんでした。私自身が興味があっただけに残念。)

次回は、フィールドワーク。生徒は、机上だけにとどまらない(活動限界のない)、アクティブな学びを実践しています。

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