校長室

2022年5月の記事一覧

海老

何かの会議で初めてこの言葉を聞いたときは、この漢字しか頭に浮かばなくて、いったいどういう意味なのだろうと、ググるまでしばらく当惑していたのを思い出します。

「海老でんす」……もとい「エビデンス(evidence)」

会話の中で「証拠、根拠、証明」と使っていた部分が、最近この言葉に置き換わっていることが多い気がします。

 

さて、5月26日の放課後、情報室に1学年担任や進路指導部の先生が集まって、なにやら会合が開かれています。

本校1年生(43期)が入学時に行った学力・学習量・学習時間等を調査した結果(evidence)を共有する会議です。もちろん、私も教頭も出席し、これからどう伸ばしていくか1学年と一緒になって考えます。

現在、生徒との面談週間中です。一人一人個票もありますので、結果から明らかになった強みを生かし弱点を克服する指導が行われています。

壮行会

考査最終日、やっと終わった~とちょっと緩く日々を過ごしたいなあと思うところですが、そうもいかない生徒が本校には大勢います。サッカー、卓球、陸上、バスケットボール(男女)、バレーボール(男女)、テニス、ソフトボール、ハンドボール、バドミントン、柔道、剣道、弓道、山岳、水泳。多くの部活動が5月下旬から6月上旬にかけてインターハイ県大会に出場。考査期間中も試験勉強と両立させながら、特別な許可を得て部活動を行い試合に備えてきました。

ほんとうなら体育館に集めて全校生の前で壮行したいところですが、生徒会執行部は出場する選手の健康(コロナ感染リスク)を考えて、動画配信の方法での壮行会としました。

この4月に各教室に整備されたばかりの吊り下げ式プロジェクターが全教室一斉に稼働。設置者側の私としては、データの大きい動画送信でフリーズしたらと不安でしたが、杞憂でした。みんな、健闘を誓う各部活主将の熱い姿をしっかり見ております。

そんな中、中庭では何か準備が始まりました。

なんと、応援団による演舞(エール)も動画配信です。各クラスではみんな立ち上がって、大会に出場する友人に拍手を送りました。

吉報を待っています。

1学期中間考査

5月17日より中間考査が行われています。

みんな真剣に考査問題に取り組んでいます。

知性溢れるまなざしですね。

評価の一翼を担う、大切な試験です。日頃の学びを十分に発揮してください。

セルフジャッジ

5月7日より始まったテニスの県北予選を観戦してきました。

本校は、団体戦や個人戦で県大会出場を決めました。

1年生も先輩の試合運びを真剣に見つめています。

コートは全部で18面、すべてのコートで同時に試合が行われます。

遠景ですけど、主審も線審もいないのがわかりますか。

この大会は、セルフジャッジと言って、選手が互いにフォルトやライン判定等を申告しながら進んでいくのです。

プロの競技でさえ審判がいてももめるのに、そんなこと可能なの?って私は最初思っていましたが、粛々とセルフジャッジで進んでいく試合を見ていて、そんなことを思ってしまったことに恥じ入りました。

心技体とはスポーツでよく言われる言葉ですが、その実際が18面のコートに現れていました。

5月8日まで

ある日の午後、授業中だというのに校門を出ていく集団が…

いったいどこへ行くのか、後をついて行くと…

とうほう・みんなの文化センターで開催中の「絵と映像とエッセイで綴る 齋正機展2022」で、美術選択者の学びの時間でした。

齋正機さんは本校の2期生ということで、同窓会から観覧券をご提供いただいてのお勉強となります。ありがとうございます。

特別に、齋正機後援会事務局長斉藤様と福島民報社の黒澤様から解説をいただくことができました。

美術の授業ですのでレポート提出があります。会場内の様子はさすがに撮影できませんでしたが、一人一人丁寧に鑑賞メモをとっていました。

私は美術に造詣は深くないですが、ぐっと印象に残ったのは「夜汽車ト赤イ三日月」です。かなりの時間立ち止まり見入っていました。魅入られた感じです。他にも、現在の作風になる前の「冬の冷たくて暖かいリズム」もよいなあと…

感じ方は人それぞれですので、一度ご覧になってはいかがですか。5月8日までです。