校長あいさつ

投稿日時 : 06/12

校長　小林寿宣

　令和６年４月から福島東高等学校の校長を務めます、校長の小林寿宣でございます。

　本校は、昭和５５年（1980）４月に開校し、今年度で創立４5年目を迎える県内では比較的新しい普通科の県立高等学校です。

　「文武両道」を校是として掲げ、県北地区の進学指導重点校として、大学進学をはじめとした上級学校への進学と部活動の両立を目指して、様々な教育活動を展開しています。

　高校は、在籍する全ての生徒にとって、「夢を抱き」、「実現させる」とともに、なによりも「楽しい学校」でなければならないと考えています。

　まず、「夢を抱き」についてですが、別な言い方をすれば、「ハートに火を灯す」ことです。高校に入学し、同級生をはじめ様々な人々と出会い、幅広い分野の学びと出会うことが、これまでぼんやりしていた自分の目指すべき、あるいは自分により適した「道」が明確になり、又は新たな「道」を発見することにつながります。

　次に、「実現させる」についてですが、実現させるためには、実力と精神力が必要となります。本校には、教員としての経験を積み、様々な分野の専門家であり、生徒たちの進路希望を実現させたいと熱く願う教職員がおります。また、本校は県北地区唯一のＤＸ高等学校として文部科学省から認定を受け、今後、ＩＣＴの充実を図ってまいります。教職員の専門性と本校のＤＸ化が融合し、さらに効果的な授業を展開し、生徒の学力（実力）向上を図ってまいります。また、本校は、多種目の運動部と多様な文化部を有し、レベルの高い部活動をしています。部活動をはじめとして、生徒会や各種委員会活動など、集団の中で切磋琢磨する経験をとおして、生徒たちは精神的なたくましさを育んでいます。

　最後に「楽しい学校」ですが、それは、生徒たちにとって、自分の活動の居場所があり、評価され、自分の成長が感じられる場所として、学校があるということであり、「夢を抱き」、「実現させる」途上にいる自分自身を認識して、自己実現をするための意欲にあふれている状態であるということにほかなりません。

　私たちは、生徒に寄り添いながら、その成長を、そしてより質の高い自己実現を促してまいります。

　学校は、生徒による日々の学びの営みと教職員の工夫と熱意で出来上がっています。本校は、時代に即した進化を図りながら、教育活動を展開してまいります。今後とも、本校の教育活動に御理解と御協力をお願い申し上げ、あいさつといたします。

ＤＸ：デジタルトランスフォーメーション（digital transformation）のこと。学校においては、ＩＣＴ環境の充実とデジタルテクノロジーを使用して、授業などの教育活動や、教職員の働き方など、新たな学校の在り方を創造していくこと。