校長室
ララサンシャイン
受験や考査を前に、やる気になる曲は、誰にでも一曲ぐらいはあると思います。私にもいくつかありますが、そのひとつが「ララサンシャイン」(森高千里)ですね。
今日(2月10日)はそんな書き出しでブログ?始めようと思っていましたが、外はサンシャインどころか、あっという間に雪景色になりました。サンシャインにはほど遠い…。今夜はかなりの積雪が予想されます。
そんな空模様の中、1~2年生は学年末考査が始まりました。(邪魔にならないように、廊下からの撮影なので硝子の反射があります。)
今朝は、単語帳を片手に登校する生徒もちらほら、1年間の締めくくりの考査に真剣に向き合っています。
一方、2月末の国公立前期試験他に向かう3年生は
構成や論点まで一気に力がつく小論文添削の個別指導を受けたり
本番に勝るとも劣らない面接指導を受けたり
解答字数の倍以上の赤ペンで真っ赤になる二次記述添削を受けたりと、充実した日々を送っています。
♫ララサンシャインララサンシャイン
♫ララサン今日も頑張ろう
♫明日のための大切な今日だから今朝は
♫ララサンシャインララサンシャイン
♫ララサン天気がいいね
♫気分が晴れたそうこの調子さ復活だ
(ララサンシャイン 作詞:森髙千里)
天気が雪でも、気分はララサンシャイン!
有志~志有る者~
1月26日朝、昨日降り続いた雪で、路面は圧雪、のろのろ運転で出勤しました。昇降口前のスペースが他校に比べ格段に広い本校は、除雪作業も一苦労です。
到着すると、なんと、野球部員を中心に有志の生徒諸君が昇降口前のスペースを除雪していました。
続々と駆けつける後続部隊。
昇降口前のスペースがすっかり除雪されました。特に指示があったわけではなく、率先して自主的に活動しているとのこと。有志諸君に頭が下がります。ありがとう。
有志の除雪部隊が大活躍するほどの雪が降り続いた昨日(25日)、2年生の探究学習「福島の課題」が行われました。こちらは志有る若者を育てる取組ですね。
リモートでご講義いただいたほか、多くの講師の方に雪の中ご来校いただいて、直接生徒と意見を交わしていただきました。
中央大学理工学部 谷下雅義教授「ハザードマップをもとに災害リスクを考える」
福島県民主医療機関連合会 山本正典さん「福島の医療・看護~医療の役割と大切なこと」。こちらの講座には医療生協わたり病院から臨床検査技師の山田さん、放射線技師の大橋さん(本校OB)、看護師の櫻庭さん(本校OG)、作業療法士の伊藤さんも駆けつけていただいて、具体的なお話をいただきました。
ダイバーシティふくしま 二瓶由美子 共同代表「誰もが生きやすい福島のために~ジェンダー平等はダイバーシティSDGsの必須条件」
株式会社Sunshine笹屋営農型発電農場 塚田晴 農場長「福島の農業・エネルギーの課題とソーラシェアリングの可能性」
NPOビーンズふくしま子ども食堂吉井田キッチン 江藤大裕さん「貧困とは~子どもを支える福島のまちづくりを考える」
(リモート講座)海洋研究開発機構海底資源センター 鈴木勝彦センター長「ALPS処理水のこと、宇宙開発のこと、科学者の役割(表)と責任(裏)を一緒に考えよう」
(リモート講座)宮城教育大 山内明美 准教授「地域学のつくり方~汝の足下を深く掘れ、そこに泉あり」
(リモート講座)東京理科大学経営学研究科 石橋哲教授「福島の『復興』の政治・経済~福島県総合計画の比較から考える」
今の高校生は、様々な考えに直接触れる機会があって幸せだなあ~ と思う50代は私だけでしょうか。
上り坂
年末の紅白で「冬なのに季節感が…」と各コメント欄を賑わせた「夏色」(ゆず)、「桜坂」(福山雅治)ですが、季節を問わない坂道の歌を望むなら、意地悪な彼がいつでも坂の上から手招きだけを繰り返す「硝子坂」(高田みずえ)に限ると思うのは私だけでしょうか。
さて、本校校庭に上り坂が設置されました。これは、パワーヒッター揃いの本校野球部が打撃練習の際、防球ネットを飛び越えて近隣のお宅にボールが飛び込む(←覚えがありますか?野球部OBの皆様)のを防ぐため、防球ネット高さマシマシ改良工事車両の乗り入れ用に作られたものです。
さて、折しも明日(14日)からは「大学入学共通テスト」。本校3年生諸君の得点は、高さマシマシ、右肩上がりの上り坂、大学乗り入れ(合格)になるに違いないと写真を見ながら思ったのでありました。
あけ まして
あけましておめでとうございます。
本年も、不定期更新の拙ブログ?をよろしくお願いします。
本日(4日)官公庁仕事始めですので、本校も令和5年始動です。校庭ではサッカー部と陸上部が体育館では女子バレー部が会議室前ではダンス部が、それぞれ、練習を開始していました。
一方3年教室では今日は、課外ではありません。今月14~15日に実施の共通テストの予行(そっくりテスト)を行っています。本番に近い日程で行い、休み時間の過ごし方などについても指導が行われます。
3年生は共通テストを皮切りに3月まで、怒濤の大学入試期間が続きます。校長室前廊下両壁の合格者名掲示板はスペースを「あけ」、スペースを「まして」吉報待ってます。
足りないくらいの合格を手に入れよう!三年生!
熱い冬、点景
共通テストの高得点を目指す3年冬課外の熱気。
偏差値一覧の脇にならぶ、担任の熱いメッセージ。
返却された本から伝わる現役合格への熱望。
校内の様々な場所で、熱のこもった自学自習。
プロジェクターで模試データを見ながら、生徒・保護者・担任が受験戦略を熱心に検討する三者懇談。
新年度に向けて始動!熱を帯びる1年2年の模試分析会。
目標に向けて前へ前へ変わり続ける東高の熱い冬です。
English Club Christmas
On December 7th, I attended the English club's gingerbread decorating party.
ALT Jaci Machida taught us how to decorate.Teacher Jaci put on a Santa hat to add to the Christmas atmosphere.
We used a ziplock as a squeezer and decorated with red, white and green cream.It's a detailed job, so everyone was seriously working on it.Photos are part of the work. Looking at these, I thought that each person's personality came out.It was my first time working on it, so I took it seriously.Here is the finished work.
No matter how you look at it, Santa Claus looks like Onigawara Gonzo(鬼瓦権造).I ate it in a hurry and destroyed the evidence.:-D
Next time, we plan to decorate the Christmas ornaments.
もうひとつの土曜日
♫ 昨夜(ゆうべ)眠れずに 泣いていたんだろう 彼からの電話 待ち続けて~ で始まる「もうひとつの土曜日」(作詞作曲 浜田省吾)は、他に待つ人がいる女性への想いを、男性の内面からストレートに綴ったバラードの名曲です。
さて、11月最後の土曜日(26日)の美術室では
ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を使い、印象派の説明をされているのは、本校2期生の 齋正機 画伯。この日は、県文化振興課とNPOドリームサポート福島さんと連携し、「アートによる新生ふくしま交流事業」のひとつとして
と言う企画です。(完成イメージはこちら)
少し緊張しているようですが、直接指導を受けられる美術部の生徒諸君は幸せ者だあ~
完成が楽しみですね~。
美術室を出て、もうひとつ
美術室脇の階段を上がると1年の教室です(イメージしてね←OBOGのみなさん)。あ、誰かいますね。
授業のない土曜日の教室を使って吹奏楽部が練習をしていました。来月に控えた県アンサンブルコンテストに向けて、阿吽の呼吸で演奏しています。私が見てると笑って(なぜ?)集中できないようなので、教室を出ましょう。
北校舎に向かう途中で、もうひとつ
渡り廊下に出ると、左の体育館からキュキュと小気味よいシューズの音が聞こえます。
U17リーグ戦、対日大東北高の試合が行われていました。まさにシュートを決める瞬間、ゴール上のボールが見えますか。ギャラリーには応援する保護者の姿。いつもありがとうございます。
踵を返して、もうひとつ
北校舎に向かうと、左側には3年の教室が並びます。大勢の人の気配がしますね。
廊下からガラス越しの撮影なので反射がありますが、この日は河合塾の全統プレ共通テスト模試。約一ヶ月半後に控えた本番の共通テストさながら、真剣な表情です。がんばれ、3年生!と、ほんと、声をかけたくなるところ、じっと我慢で学校を後にします。
学校を出て、もうひとつ
とうほう・みんなの文化センターに向かいます。
文化部のインターハイ、県高等学校総合文化祭の書道展が開催されているんですね。
ちょうど、本校生が受付係をしていました。顔パスです(入場無料ですけどね…)。
来場のお客様に、作品(他校生の)の解説をしています。わかりやすい説明に、お客様は頷くことしきり。県内書道部の作品が一堂に会していますから、なかなか見応えのある展覧会となっていました。
本校生の土曜日は、もう、ひとつひとつが充実した、どれをとっても濃い1日になっているようです。
新賞定まる
本校学則第28条第2項規定に基づき、本校では以下の表彰が定められています。
皆勤賞:学校生活に精励し,特に基本的生活習慣の面で一般生徒の模範と認められる者。(令和3年度入学生まで)
生徒会功労賞:生徒会活動に顕著な功績を残し、一般生徒の模範と認められる者。
東桜賞:3年間にわたって部活動に精励し,優秀な成績を上げ,かつ一般生徒の模範と認められる者。
東欅賞:3年間にわたって学業に精励し,優秀な成績を上げ,かつ一般生徒の模範と認められる者
来校の機会があれば、事務室窓口の上をご覧ください。東桜・東欅の2賞については、過去3年の受賞者名が掲げられ、その栄誉を讃えています。
そして、今年度、上記表彰に加え新たな賞を定めました。
東樹賞:3年間にわたって運動部において精励し、かつその部の発展に大きく影響し寄与した部長もしくは副部長であり、成績優秀かつ一般の生徒の模範と認められる者。
なお、東樹賞創設に当たっては、前校長 二瓶晃一 先生の、「東桜・東欅2賞の惜しくも対象外となった生徒を讃えたい」とのお気持ちを踏まえ検討し、先生からのご寄付を基金とさせていただきました。
誠にありがとうございます。日々、勉学と部活動に邁進している生徒の励みとなります。
閑話休題
日本教育公務員弘済会福島支部より物品の寄贈をいただきました。これは、同支部が「生徒に直接役に立つ物品を寄贈し、子どもたちの教育環境を整備するとともに日々教育実践に取り組んでいる学校を支援する」目的で行っている助成で、過日、贈呈式が行われました。
なんと、贈呈者として来校されたのは、元校長 吉田強栄 様でした。保健室で活用するソファーベッド他をご寄贈いただきました。誠にありがとうございます。
最も先進的で、そして尖っている
先端恐怖症の方は、5行ほど飛ばしてお読みください。
コロナ予防のために、年に数回注射を打つことになりました。そろそろインフルエンザの予防接種もしないと。
注射を打つとき、皆さんはどこを見てますか。私は小さい頃から、三角形や円錐で尖っているものならすべからく興味関心があり、注射の際は針の先端を凝視する癖がありまして、他に、歯医者ではあの近未来な診察台に並ぶドリルの先端の様々な形に惹かれ、小学6年生の時に使っていた下敷きには、「目指せ!!東北大歯学部」と書いていました。ま、歯医者になってないことについては後述するとして…、
さて、様々な学問にも最先端の研究(最も先進的な、俗にいう「尖った」研究)というのがあります。本校生にそういう学問の一端を経験させるべく、「プロフェッサー・ビジット 国公立大学の最先端の授業をあなたの高校へ」(主催:朝日新聞社 協賛:代々木ゼミナール)に応募したところ、年に7校しか選ばれないその1校に見事当選。
11月9日、信州大学副学長、学術研究院理学系教授の東城幸治博士をお迎えして「DNAから紐解く生きものたちの不思議な世界」という演題でお話を伺いました。
東城博士はなんと本校の8期生というご縁。遺伝子解析により究明される動物の不思議な行動やその進化的背景に関する最先端の研究を、本校在学中の生物部での活動と絡めてお話いただきました。また、東高生だった頃の写真等から、本校生に寄り添ったわかりやすいお話に、大学の研究は難しいかもと構えていた生徒も、興味津々の様子。
全体会の後は、本校生おきまりの「ぶら下がり」質問が続きます。後輩からの質問に楽しそうにお答えになる東城博士の様子。お帰りの時間ぎりぎりまで、丁寧にお答えいただきました。ありがとうございます。興味関心を突き詰める大切さ、これをきっかけに、東城博士の後輩諸君からも次代の「博士」が登場するかも…。
で、冒頭の、歯医者になっていないことについて、三角形に惹かれてはいたのですが、三角関数でつまづいて文系というオチ。私のほうは、興味関心を突き詰めるためにも、授業は大切にしましょうという教訓です。
マルチ
マッチと言えば近藤真彦、マーチと言えば日産ではなくて受験界隈では「M-明治 A-青山学院 R-立教 C-中央 H-法政」の難関私立大学を指す略称です。最近はこれに学習院を加えて「GMARCH」と呼ぶとか。
ある日の1年教室、全員が本年度より導入のキーボード付端末に向かって真剣な様子。
取り組んでいるのは、RST(リーディングスキルテスト)」です。端末で解答を入力していくCBT(Computer Based Testing)方式です。資格検査を中心にこのスタイルが増えてきました(大学入試も増えてくる予感)。
リーディングスキルテストは、「人工知能はすでにMARCH合格レベル」というセンセーショナルな帯とともにベストセラーとなった「AI vs.教科書が読めない子どもたち」という本の著者、国立情報学研究所の新井紀子教授が提唱するテストです(詳しくはリンク先をご覧ください)。
RSTに引き続き、
紙ベースでの検査を受けています。こちらは、新井教授から直接お電話でご紹介いただいた「リテラシーテスト」というものです(新井教授の研究所HPに記載がないところを見ると、たぶんまだ開発中β版)。RSTと併せることで、総合的な読解力を見ることになる問題構成と感じました(能力検査は同様の問題を使う可能性があるので、詳細は控えます。)
一方3年教室前では
廊下でホワイトボードに3次関数(数学ⅡB)の問題解説を準備する先生がお二人。教室を覗いてみると、
センター共通テスト演習問題に取り組む3年生の姿。
春に整備したプロジェクターがあるのに、ホワイトボード?何故?ときいたら、横に長い解説を一瞥させるにはホワイトボードに利があるとのこと。解いている生徒の理解度合いを確認しながら、オンデマンド(ユーザー要求に合わせた)解説の準備なんですね。
CBT、紙、プロジェクター、ホワイトボード、黒板…その時々のニーズにマッチしたマーチマルチな展開、東高の授業風景です。