校長室
マクド
11月8日早朝、修学旅行お見送りに行ってきました。
福島駅東口に集合です。3クラスずつ(今は1学年6クラス編成です←OBOGの皆様)別々の新幹線に乗車し、東京で合流します。
昨日あんなに大量に荷物を発送したのに、そこそこ大きなザックを背負っています。そして、手には…
朝ご飯のおにぎりを取り囲むようにお菓子。今日は広島まで長い移動がありますからね。このぐらいは必要かもしれません。もしかしたら、ザックもお菓子たっぷりなのかしら。
こちらは、「マクド」のアップルパイ。朝「マクド」セットでしょうか。班別行動で本場の「マクド」も経験してください。
行ってらっしゃーい。私は行かないので、旅行中の様子は引率担当からアップされるはずです。楽しみにしましょう。
Madison Square Garden
2年生は明日(11月8日)より修学旅行に出発します。お天気はいいようですので、コロナ対策十分に実りのある旅行としてもらいたいです。
観光旅行ではないので、修学旅行は事前学習がしっかり行われます。今は班別研修がごく普通に行われるので、班別研修の際のルートや見学地の設定、歴史背景の下調べなどなど(加えて、おいしい食べ物やお土産情報もね)、事前学習も充実しています。
さて、本校はどんな事前学習が…(USJのアトラクションでも調べているかな…)と覗いてみると
今春設置されたばかりのプロジェクターを利用して、なにやら画面向こうの講師から講義を受けています。生徒の手元のレジュメを見ると
アメリカ・シカゴにあるDePaul Universityとライブで繋いで、「なぜアメリカでは『原爆が悪』ではないのか~『正しさ』とは何か」というタイトルで、同大学の宮本ゆき准教授よりの講話と意見交換を行っていました。
修学旅行初日は広島原爆資料館など原爆の資料に触れ学ぶ予定です。本校生はあの惨状を明日知ることになるわけですが、一方で核兵器を肯定する人たちがいるという事実を知っておくことは、現在の世界情勢からも立体的な学びとなることでしょう。本校生の変容が楽しみです。
学びを頭の中にしっかり詰め込んで、修学旅行の荷物は手提げ…
で、でかい。ほとんど全員がガラガラ(と私は呼んでいる)です。「お土産入れるスペース?」「え、もう満杯ですよ」「え!?」思わず「3泊で帰ってくるんだよね?」と聞いてしまいました(笑)。
ちなみにこちらはトップツアー添乗員の皆さんのバッグ。いや、旅行上手は手荷物小さいよね。山岳部で軽量化と省スペース化に日々努力していた私は、クラス担任時代はスーツにザック背負って行きました(事前配送も不必要)。
なんなら、3泊4日ぐらいマジソンバッグで余裕で行ける自信があります。
ところで、マジソンバッグってご存じ?
カオアリ
あっという間に11月になりました。今年も残すところ2か月です。
1日、少々肌寒い朝
信夫ヶ丘陸上競技場に全校生が集合し、体育委員の号令に合わせ屈伸運動中。今日は校内マラソン大会です。男子は日本陸連公認10キロコース、女子は同7キロ。コロナ禍の影響で実に3年ぶりの開催となりました。
まずは、女子が9時45分に一斉スタート。競技場を一周してコースに出て行きます。
これから7キロ走るというのに、満面の笑み。相当余裕のようです。
競技場の観客席の上から、競技場の外周のコースを走る女子に声援を送る男子。
あっという間に女子トップが戻ってきました。なんと1年生の菅野さん、26分52秒でゴール!は、速い!
男子は、全ての女子のゴールを待って(=全ての女子の声援を受けて)10時55分にスタート。もう待ちきれない様子です。
これから10キロあるというのに、写真奥のコーナー(第二曲走路)で声援を送る女子の前まで猛ダッシュ。競技場を出る前に息が上がっています。まあ、気持ちはわからないでもないですが(笑)
今度は、女子が観客席上から声援を送ります。その昔、女子からの声援をもらうためだけに、体育教官室呼び出しも恐れずコースを外れて近くの女子校前を走ったり、女子生徒の多い商業高校の前で猛ダッシュをしていた私の級友(男子校)に見せてあげたい、天国のような光景です。
これまた、男子トップがあっという間に戻ってきました。2年の山田君。34分25秒でゴール。は、は、速い!
私はゴールで全員を出迎えましたが、マラソンなのでほとんどの生徒がマスクなしでゴールします。笑う者、悔しがる者、友達と健闘をたたえ合う者、息を切らし倒れ込む者。10キロ・7キロ大変な思いをして走ってきた生徒諸君には申し訳ないのですが、このコロナの3年間望んでも手に入れることができなかったこと、こんなに間近に、こんなにはっきりと、マスクのない、こんなに生き生きとした生徒のカオ(表情)を見ることができて、なんだかすごくウキウキした気分になりました。
顔が見えるっていいよね。
カオナシ
まずはじめに、10月末ハロウィンを間近に控えた韓国ソウル梨泰院 の雑踏事故において、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
さて、ハロウィンっていつ頃から仮装した人々が街に繰り出すようなイベントになったのでしょうかね。それこそ、都会のキリスト教系私学では、お昼休みに校舎中庭に仮装をした生徒が集うようなことはあったとは聞きますが、今の渋谷みたいなことは…、どうしても商業ベースの仕掛けを感じずにはいられません。
そんなことを考えていた10月31日
校長室にカオナシ現る!これはどうしたことかと、話しかけてみると「No Face」という答え、英語圏のカオナシらしい。そして、「キョウハエイゴブデHalloweenpartyヲシマス」とだけ告げて、ドロン。
放課後、カオナシがALTジェシー先生の渾身の英語掲示板の横にいるのを発見。
そのボードの前では、英語部員がなにやらカードを持って頭をひねる様子。
聞くと「ジェシー先生カオナシからのクイズの答えを校内中から探しているんです」とのこと。この企画がHalloweenpartyそのものなんだそうです。
ただ、仮装して集まって騒ぐのではなくて、こういうのもHalloweenpartyって言うのねと、さすがキリスト教圏本場仕込みのジェシー先生カオナシの企画はオーラが違うわと感心しきりでした。
男泣き
ジェンダーレスの考え方から言えば、日本語にはまだまだ性差の概念に基づいた言葉が多く残っています。激しい感情に揺さぶられ男が涙を流す「男泣き」という単語も、簡単には泣かないのは男、すぐに泣くのは女というジェンダーばりばりの観念が見え隠れして居心地の悪い単語になりつつあります。
ただ、激しい感情に揺さぶられ堪えられず泣くと言う行為を端的に表せる「男泣き」に代わる適語が、私の語彙の範疇で見当たりません。むせび泣くにしようかなと思ったのですが、かなりニュアンスが違います。泣きべそ…高校生には年齢的に使えないかなあ
さて、10月22日十六沼公園にてサッカー選手権4回戦が行われました。(3回戦の様子は「削ぐ」をお読みください。)
多くの保護者、ファンから声援を受け試合に臨める本校選手は幸せ者です。応援ありがとうございます。
相手は優勝候補のひとつ、学法石川高校。果敢にサイドから攻め上がり…
コーナーキックからのチャンスが連続するシーンもありましたが…得点ならず。
試合終了のホイッスルとともに座り込み、倒れ込む選手も…善戦及ばず0-4での敗戦です。
応援席からは健闘をたたえるおつかれさま!よくがんばった!と言う声援とともに、惜しみない拍手が送られます。
これまで、サッカーの試合の後は応援席を離れ、ベンチ脇でクールダウンする選手にひと声ふた声かけて帰っていたのですが、この日だけは…
3年間の部活動への想い、試合の悔しさ……。遠巻きに見ているだけでも一人一人に様々な感情がわき上がってきているのがわかります。選手も選手を支えてきたマネージャーも、男女関係なくまさに「男泣き」。
3年間を締めくくる大切な空間に入ることはせず、静かに会場を後にしました。
他人の靴を履く
お座敷で大人数の酒宴の帰り、いざ、自分の靴を履こうと思ったら見当たらない。酔った参加者が間違って履いて帰っていたなんてことは、コロナ前には時折ありました。新品の靴ならまだしも、履き古したビジネスシューズなどは、かかとも減って癖がつき、何か変だなあって気づきそうなものですが…
さて、10月19日午後の2年生
体育館で「学問入門講座」と銘打って、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授 松岡俊二 博士をお招きして学びを深めています。
講座タイトルは「福島の復興と廃炉の研究を始めて11年半」。全体講義の後、生徒代表者を中心に扇形に座り直し、対話の中で学びます。福島イノベーション・コースト構想推進機構の関係者も聴講に訪れ、熱気ある対話となりました。
「他人の靴を履く」、日本語ではいったい何のことか、冒頭のようなイメージしかわかない言い回しですが、英語では「put on someone's shoes」という慣用句として成り立っていて、多様性を理解する能力=エンパシー(Enpathy)能力を指すことのようです。
処理水の海洋放出についての本校生の質問に、このエンパシーの概念を元に、科学と政治と社会の対話の必要性と3つを繋ぐ人材の必要性について説き、本校生に期待を寄せる先生の姿が印象的でした。
さて、一方同じ時刻の1年教室では
株式会社いちい人事部 斎藤 様
大久自動車販売株式会社代表取締役 大槻様
あづま脳神経外科病院 斎藤様
福島信用金庫マネーアドバイザー 高橋様
福島県立医大作業療法士 菊地様
県商工労働部雇用労政課と一般社団法人キャリア支援機構と連携をとりながら、それぞれの分野のエキスパートをお呼びしての、社会人講話が行われていました。
こちらは、言うなれば、靴の履き心地を聞いて、どの靴を選ぶか考えているというところでしょうか。
進学指導重点校に指定されている本校は、進学指導に向け問題演習や模試で夜も日も明けないほどなのかと思われがちですが、こうして先進的な考えに触れたり、実践的なお話を伺って、人間的な成長を図りながら大学進学を目指すのが本校の高校生活です。
削ぐ
10月15日、十六沼公園では…
横断幕とともに同じ色のシャツに身を包んだ一団が陣取っていました。
第101回全国高校サッカー選手権大会福島県大会の3回戦です。保護者、ファンの皆さん応援ありがとうございます。
3回戦とはいえ、シード校なので初戦。相手はノーシードながら勝ち上がってきた橘高校です。勝ち上がりの勢いを削ぐため序盤から積極的に攻めていきます。
果敢な攻めが功を奏し、前半は 東4-0橘 で折り返し。
後半、コーナーキックから攻め込まれる場面もありましたが
後半も、攻めの姿勢を崩さず1点を追加。東5-0橘 で4回戦ベスト16に駒を進めました。
前日と打って変わって、日差し強く気温が上がる中、応援ありがとうございました。模擬試験終了後に応援に駆けつけた3年生は間に合わなかったかな。
次回は準決勝をかけた戦い、学法石川戦です。
観戦する私の隣で、熱心にiPadで試合を撮影している生徒が2名。本校生かなと胸のワンポイントを見ると「GAKUHOU ISHIKAWA」と刺繍してありました。敵情偵察ですね。次々と得点を重ねる本校サッカー部の映像見せたら、勝てる気持ち削がれちゃうかもよっては言わないでおきました。
次戦もがんばれ、福島東!
青春(アオハル)
青春ねえ~、「♫青春時代が夢なんて~ 後からほのぼの思うもの~」(森田公一とトップギャラン)の歌は知っているけど、最近は加齢により青春の記憶がだんだんと曖昧に…ほのぼの思い出すこともできなくなりつつあります。
最近の若者は、セイシュンとは言わずアオハルって言うらしいです。青春からネガティブな部分をすっかり取り去って、「初々しさ」とか「未熟さ」とか「恋愛」とかの部分を強調している言葉らしいです。
10月12~13日と秋季スポーツ大会が実施されました。今の高校生にとってはアオハルな行事ですね。
スポーツ大会を運営するのは生徒自身です。生徒会執行部、体育委員、関係運動部の生徒が手際よくを準備をしていきます。
準備体操も、体育委員の生徒二人の号令一下。
試合の進行コントロールも生徒が行います。
開会式でコントを披露するのも生徒。アオハルだなあ。
試合の行方を見守る真剣なまなざし。1~3年混合のクラス対抗戦なので、応援にも熱が入ります。アオハルまっただ中。
遠くからそっと応援する姿も…アオハルですね。
得点が入れば、アオハル!
勝利のアオハル!
ディフェンス二人の突破を試みるアオハル!
シュートを試みるアオハル!
どうもアオハルってしっくりこないですね。やはり青春と言う言葉が一番。
生徒諸君は青春の2ページ分をしっかり刻んだであろう2日間、私にとっては青春の輝きまぶしい2日間でした。
コロナ禍の中工夫をして運営にあたった生徒諸君に敬意を表します。
溢れる
10月7日、県高校新人テニス大会に、県部会長代理として伺うことができました。本校男子団体が出場しているので少しの時間ですが、観戦。
写真では明るくとれていますが、急に気温が下がる天候の中、雨の中でプレーをしています。
雨樋から雨が溢れる中、気迫溢れるプレーが続きます。音声をお届けできないのが残念。雄叫びというのか、自分を鼓舞するように声を上げるのが、本校男子テニス部の闘志溢れる姿です。
県準優勝で東北選抜高校テニス大会の出場権を得ました。
顧問の先生に聞きました。「どのくらい雨が降ったら試合は中止になるのですか?」「コートの排水が追いつかず、コート面に水が溢れたら危険なので中止です。」「え?でも、コートってかなりしっかり暗渠排水してますよね。」「ええ、そうなので、たとえ土砂降りでも雨だけで中止になることはほぼありません。」
テニスって太陽溢れる避暑地のコートで笑顔さわやかに……、目の前でストイックにテニスを追求する選手諸君を見ながら、これまでの勝手な想像を雨樋から溢れ滴る雨水とともに排水溝へ流しました。
見定め
10月5日朝、本校駐車場にまたまたバスが続々と
過去の撮影の使い回しではありませんよ。今日は何事なのでしょう。
続々と乗り込む2学年の生徒たち。6クラスを7台バスに分け、「1日大学体験」と銘打って、本県、山形県、宮城県にある大学で様々なプログラムに参加してきます。
行ってらっしゃーい、自分の未来をしっかり見定めてくるんだよ~。
一方、同日午後の体育館。1年生が集合して
「地域課題についての講話」と銘打って、廃炉についての学びです。お話しいただくのは経済産業省に勤める本校OBの佐藤さん。高校時代は野球部だったそうです。
処理水による風評被害や放射線の人体影響について、本校生から鋭い質問が飛んでいました。また、本校OBなので、経済産業省での仕事や国の省庁に勤めるための道筋についても興味津々。
全体会終了後も、佐藤さんが準備をしたジオラマの前で、ぶら下がりでの質問が続きます。
原発にかかる本県の課題を見定めることができたでしょうか。